エクセルに新関数が登場
エクセルに新関数が登場・・・といっても、節目節目に追加はされてるんですよね。
ですが、普段はこう、今一つインパクトに欠けるといいますか、たしかに便利なものの、定番とはなりきれてない印象があります。
ですが今回登場したXLOOKUP、こいつはいつもと一味違う!
XLOOKUPとは何者
簡潔にいきましょう。
- VLOOKUPとHLOOKUPの機能を兼ね揃えている
- エラー時のメッセージ表示の指定が含まれてる
- 検索列行より左、上側も探しにいける
- 何行目、何列目を探すではなく、どの行列を探すかを指定できる
- つまりすごい(重要)
とにかくすごいんです。
実際に使っている姿
実際の使い方については、マイクロソフト公式にある例をお借りしましょう。
=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り値の範囲)
しかもですね・・・
=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り値の範囲,”見つからない”)
このように最後にもう1つパラメータを付け加えると、#N/A時の代わりのメッセージまでここで指定できるんです。
VLOOKUPやHLOOKUPでこの#N/Aを消すにはIF文とISERRORを使って、やたら長い式を作らなくてはいけませんでしたが、これだけで完結できるようになったんです。
これが登場したのはつい最近
今この記事を書いているのが2020年2月。
XLOOKUPが登場したのは、2020年1月末。
本当につい最近でてきたばかりですね。
そしてこのXLOOKUPが使えるバージョンは下記の3つ。
- Excel for Office 365
- Excel for Office 365 for Mac
- Excel for the web
勘の良い方は気づかれたでしょうか。
XLOOKUPは便利だけどまだあまり使わないでほしい(本音)
買い切り型の、エクセル2016やエクセル2019が含まれていないんですね。
つまり、いくらXLOOUPが便利だからといって、Office365でXLOOUPを使ってファイルを作られても、エクセル2016などでそのファイルを開いても、#NAME?というエラーになってしまうのです。
#NAME?とは、そんな関数しらねえよ?という感じのエラーですね。
実装されてないエクセル2016さんからしてみたら、当然の反応です。
そして日本では365より買い切り型の方が広まっている印象がありますので、現段階ではXLOOKUPを使えない人が多いであろうという理由から、まだ使用は控えたほうがいいんじゃないかなぁと。
僕自身もエクセル2016を使ってますので、もうちょっと使うの待ってほしいなぁというのが本音です。
でも使ってみてぇんだよぉ
とはいえせっかくの新関数ですから、触ってみたいという気持ち、ありますよね。
そこで登場するのが、Excel for the webさん!
その名の通り、ウェブ上(ブラウザ上)で使えるエクセルで、機能はいくらか制限されるものの、現在なんと無料。
Excel for the webで検索すればすぐ出てくるはずですので、Office365使ってないけどXLOOKUP試してみたい!という方は、ぜひお試しあれ。
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